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昭和40年3月14日 西表島に新種?のヤマネコ

 昭和40(1965)年3月14日に開かれた日本哺(ほ)乳類学の特別例会で、動物作家の戸川幸夫氏が琉球諸島の西表島から持ち帰った皮2頭分と頭骨などを検討した結果、世界に知られていない種類のヤマネコ、と結論づけた。

 当時の毎日新聞の記事によると、戸川氏はこの年の2月、八重山群島の生物調査を目的に沖縄に渡航した際、琉球大学教授から「西表島にヤマネコがいるらしい」といううわさを聞き、一頭分の皮を見せられたという。実際に調査してみると、島の住民たちはわなにかかったヤマネコを、その場で毛を焼き、家に持ってかえって“ネコ汁”にして食べてきたことが分かり、島民が「三味線にでも」と残していた古い皮1枚などを持ち帰ったという。

 大型ほ乳類で、未知の種が見つかるのは珍しく、同学会も「今世紀のベストテンにはいる動物学界のビッグニュース」と折り紙をつけている。このヤマネコが「イリオモテヤマネコ」だ。

 現在、イリオモテヤマネコは土地開発の影響や交通事故で絶滅の危機にさらされ、個体数は100頭あまりといわれている。環境省のレッドリストではⅠA類(CR)=ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種=に指定されている。

昭和40年3月15日の毎日新聞
昭和40年3月15日の毎日新聞

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