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昭和44年6月12日 日本初の原子力船「むつ」進水

日本初の原子力船「むつ」の進水式=昭和44(1969)年6月12日撮影
日本初の原子力船「むつ」の進水式=昭和44(1969)年6月12日撮影

 日本初の原子力船「むつ」の進水式が昭和44(1969)年6月12日、皇太子夫妻(現天皇皇后両陛下)を迎え、東京都江東区豊洲の石川島播磨重工業東京第2工場で行われた。

 むつは、特殊貨物の運搬と乗員訓練用の原子力実験船で、全長130メートル、幅19メートル、深さ13.2メートル。燃料には低濃縮酸化ウラン2.8トンを使い、燃料補給をせずに14万5000海里(地球を7周する距離)を航海できる計画だった。

 当時の毎日新聞によると式では、美智子さまが銀色のおので白い支綱を切ってシャンパンを船首にぶつけて進水を祝うと、むつがスルスルと動き出し、くす玉が割れ、ハトが舞う中、佐藤栄作首相らの拍手に送られたという。

 前途洋々と思われたむつは、初の試験航海の74年9月、青森県沖で放射線漏れ事故を起こし、計画が大きく狂った。90年10月には原子炉出力100パーセントの航海を果たしたが、すでに世界的に原子力船の廃船が進み、今後の計画もなくなった。むつはその後、原子炉を撤去され、96年から海洋地球研究船「みらい」として利用されている。ちなみに動力はディーゼルだ。

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